■
大変
逃げ出したくなる。
後ろ向きの姿勢がつい出てしまう。
大変な事は避けて通りたいのが人情だ。
じゃあ、大変って?
「『大きく変わる』から大変なんだよ」
そう指導を受けた事がある。
よく変わるか、悪く変わるかはその人次第。
人は変化を嫌うが、時間がある以上、変化は常である。
「諸行無常」 世の諸々の事に常なるものなど無い。
常に変化しているのがこの現実だ。
では、その変化を嫌ってもどうしようもない。
僕自身、気がつけばもうすぐ年齢は大台に乗る。
人がどうあがいても超えられない壁の一つが「時間」という変化の一つなのだ。
では、その変化に対しての姿勢が問題ではないだろうか?
先輩はそう教えてくれたのだ。
その時、視界が晴れるのを感じた。
今、僕の周囲で、また僕とは縁していない所で、悩み・苦しんでいる人がいる。
諦めないで欲しい。 僕もまだ諦めてはいない。
また、一人で抱えこまないで欲しい。 必ず支えてくれる誰かがいる。
忍耐の鎧を着、執念の剣を掲げ、激励というブーツを履き、
自らの悩みと敢然と立ち向かう。 その一撃は壁の大きさからすれば微々たるものかもしれない。
しかし、堅固な壁であろうとも、僅かな傷から崩壊してしまう。
僕の好きな曲の中にドリカムの「何度でも」というのがある。
”10000回ダメでヘトヘトになっても、10001回目は何か変わるかもしれない”
明日がその10001回目になるのかどうかは誰もわからない。
だけど、諦めの涙を流すぐらいなら、喜びの涙を流したい。