同情と同苦

前者の基本性質は哀れみ。

後者の基本性質は慈悲。


悩みに苦しむ友に励ましの声をかける事は同情。

悩みに苦しむ友に激励の声をかける事は同苦。


自分の立場で話すのは同情。 相手の心情はその立場にならないと分からない。

相手の苦しみ・悩みの立場まで降りて行き、一緒に這い上がろうとするのが同苦。

だから、共に苦しむが、共に悩みを乗り越えた時はその栄光は表面では友の物。

奥底ではあなたの物でもある。


僕は友の気持ちを感じる事が出来ているだろうか?

友の悩みに同苦する事ができているだろうか?

僕の中の傲慢さがある限り、油断をしては同苦は即、驕慢の態度になってしまう。