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悩みと迷い
年齢上、よく相談を聞く側に回ることが多くなった。 もちろん、自分が相談する事も多いのだが、たまに思う。 「悩んでいるんです」 とよく聞く。
だけど、実際はただ迷っているだけじゃないのか?と…
ある相談事を持ちかけられる。 こうすればどうか?と解決策を提示してみる。 この時に「悩みか迷い」のどちらかを僕は見切る様にしている。 そして、それがその後の対応に繋がる。短絡的にならない様に注意しているのはもちろんだが……
ではその見切るポイントは何かというと、
「相手の反応」である。
悩んでいる人はこちらの提示案を受け入れるのだ。「あぁ、なるほど」「そっか、そういう考え方もありますよね」などである。
だけど、迷っている人は違う。「でもね」「わかってはいるんですが」と、必ず「でも」や「けれど」を付け加える。
自分の意見を交し合うディスカッションでは好むのだが、悩みは別だと思う。
悩んでいるというのは
- 進むべき道がわからない場合
- 道が複数あるため、どれにしようか解らない場合
など、現状が立ち止まっていて、複数の行動パターンからどれを選択すればいいのかを決めかねている状態だと思う。 だから、僕はその相談者本人が見えている選択肢を広げたり、優先事項を明確にして無駄な選択肢を消す事を心がけたりする。
だが、迷っている人は違う。すでに進むべき道を決めているのだ。後は、それの動機付けや確信を与えて欲しいだけの人が多い。
それはそれで構わないのだが、そういった場合は「話しを聞いて欲しい」と来て欲しい。 こちらは立ち止まっているものと思ってしまう。 進むべき道を決めた人は立ち止まってなどいない。後は行動だけだ。
別にどちらでもいいのだが、こっちが途中でシフトチェンジしなくても済む様にする術を何か見つけ出さなきゃなぁ…