太陽の光が無ければ輝かない。
月は儚く、また切なくもある。
だが、それはまた、僕らも同じかもしれない。


天空の光を求めて、産声を上げた僕らは、いつの間にか主役から脇役へと変わっていく…


煌々と照らされた月は、まるで自分を見ているようで、あなたを見ているようで…
自分で輝くことの出来ない月が可哀想で、月を照らす太陽に憧れたりもするけど…


月を照らせるから、太陽が素晴らしいのかもしれない。
太陽の輝きを最大限に生かす月が素晴らしいのかもしれない。


捉え方は様々に出来るけど、純粋に月を見て、「綺麗だな」と思える心。それが残っている事に感謝。
あの人は見てくれただろうか? 冷たい寒風の中、あまりにも神々しく夜空に舞う月を…



「月光が いざなう空へ 心馳せ 宇宙と語らう 星に腰掛け」